今年も静かな春節 中華街・金徳院
農暦の元日を迎えた1日、西ジャカルタの中華街では、華僑・華人がイムレック(春節、中国の旧正月)を祝った。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、今年も風物詩の爆竹や花火は禁止。人出は少なく、家族や友人と燕席を囲む人が増えたようだ。
ジャカルタ最古の中国寺院、金徳院も、昨年に増して〝初詣〟に訪れる人は少ない。同院では焼失した本堂の建て替え工事が始まっており、訪れる人は仮設の仏堂で参拝していた。
東ジャワ州スラバヤ市から来たサルサさん(35)は、「旧正月の雰囲気はないけれど、逆に心静かに参拝ができた」と満足そうだった。(センディ・ラマ、写真も)