シンガポール首相と会談 経済分野などで協力 大統領
ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は25日、リアウ諸島州ビンタン島でシンガポールのリー・シェンロン首相と会談した。二国間の経済協力や犯罪人引き渡し条約などに関する協力協定を締結した。大統領府公式サイトが発表した。
インドネシアが2021年1~9月、シンガポールから73億ドルの投資を受け入れたことを踏まえ、両首脳はエネルギー分野やグリーン経済発展に関わる覚書を締結した。
犯罪人引き渡し条約については、過去にさかのぼって罪を問う遡及期間を現行の15年から18年とする新たな協定を結んだ。
両首脳はまた、教育と人材育成の分野でも協力していくことで合意。人材育成研修をシンガポールとリアウ諸島州間で行うとしたが、ジョコウィ大統領は今後、他の地域にも拡大したいとの意向を示した。