来年1月、活動再開へ 赤井繁喜部長に聞く JJCソフトボール部
コロナ禍で活動を休止していたジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)個人部会のソフトボール部が来年1月16日、再始動する。感染状況を見ながらの対応となりそうだが、当面の活動期間は3月13日までを予定する。2009年からソフトボール部の部長を務める赤井繁喜さんに活動再開までの経緯を聞いた。
JJC個人部会のクラブ活動で、最大部員数を誇るソフトボール部。赤井さんは「コロナ禍前の19年度の個人部会会員は2500人ほど、ソフトボール部だけで610人が参加していた。個人部会の4人に1人が関わっていたことになるが、今回の活動再開が個人部会を盛り上げるきっかけになればいい」と話す。
赤井さんによると、活動再開は本来、年内の11月を目指していたという。これに向けて参加チームの意思確認をしようと、同部事務局は8月、全31チームを対象とするアンケート調査を実施する予定だったが、7月に感染ピークとなって11月まで先送りを余儀なくされた。
状況が落ち着いた11月に実施したアンケート調査では、来年1月の再開に漕ぎ着けたが、7チームが不参加と判明。コロナ禍で駐在員の帰任が参加チームの減少に影響した。また、一部チームは他チームとの合同チームを組んでの参加することにもなり、年明けは全20チームでの再開となる。
1月からの活動では、感染防止を最優先とし、密集を避けるため、西ジャワ州ボゴール県のJJCグラウンドでは、これまで4面使用としていたが、当面は2面に縮小。1日の試合数も15試合から最大6試合に減らす。
新型コロナウイルスの感染拡大でおよそ2年間の活動休止を迫られたソフトボール部だが、赤井さんは過去を振り返り、「98年の暴動のあとは再開まで3年かかった。コロナ禍でも『いつやるの?』という声をよく聞いた。一緒に汗を流すことはいい思い出となる。人がまた戻ってくるといい」と期待を込めた。
◇2022年前期参加チーム
三菱、JICA&ハラパン、住友、ヒーローズ、丸紅、伊藤忠、大日本、アストラB&アストラA、シーホース、大林、双日、オールスターズ、コルト、J`sプロ&東急リングス、パラダイス、三井、バッカス、エンバシー、チカランヤンキース&テイジン、キネヅカ(順不同)
(坂田恵愛、写真も)