ジャカルタ特別州 最低賃金5.1%増加へ アニス知事
ジャカルタ特別州の2022年度の州最低賃金(UMP)について、アニス・バスウェダン知事は18日、21年度のUMPから5・1%増加させると発表した。同州における最低賃金は22万5667ルピア増加の464万1854ルピアとなった。地元メディアが報じた。
州政府はこれまで、22年度のUMP増加率を0・85%としていた。この決定を受け、州内各地で労働組合総連合(KSPI)などがUMP引き上げを求めるデモ活動を行っていた。
UMPを引き上げた理由について、アニス知事は「楽観的に見て経済成長率が上昇するという予測と、国内のインフレ率と経済成長率の関係を考慮した。(市民に対し)社会正義をもたらすのが目的だ」と説明した。
インドネシア全州でUMPの制度が導入されている。ただ、ジャカルタ特別州以外の州では県最低賃金(UMK)の制度も設けられている。