閑散とするタムリン通り
写真を整理していたら閑散とした中央ジャカルタのタムリン通り=写真=の写真を偶然発見した。撮影日は7月3日午後6時ごろ。ジョコウィ大統領が7月1日に発表した緊急活動制限が実施された初日である。
普段は渋滞しているタムリン通りがこんなにも閑散しているのにはとても驚いた記憶がある。写真を見てみると、この時は多くの国民が新型コロナウイルスに対し、危機感を抱いていたのがよく分かる。1日当たりの新型コロナ感染者数が1千人以下で死者数が50人以下の日が続く11月現在、渋滞が頻繁に発生するほど交通量は増加、歩道には写真撮影を楽しむ市民の姿が確認される。ジャカルタの風景が戻りつつある。
この写真を久しぶりに見た時、「オートバイで走ったらとても気持ちよかったんだろうなぁ」と思った。新型コロナの感染拡大は歓迎しないが、閑散としたタムリン通りの風を全身で感じたかった。(じゃかるた新聞=長田陸)
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