茜色に輝くグラウンド

 子どものころはグラウンドでよくサッカーをして遊んでいた。学校終わりの夕方ごろ、友だちとサッカーをするのはルーティンとなっていた。休日に散歩をしている時、ボールで遊ぶ子どもたちの姿=写真=を見て思い出した。
 当時はマグリブ(日没後の礼拝)のアザーン(イスラム礼拝の呼びかけ)を待ちながら遊んでいる子どもが大半であった。マグリブが近づくにつれ、人数は徐々に増えていき、試合も盛り上がる。そして、アザーンは試合終了を告げる音となる。私を含め、多くの子どもたちは礼拝をするためにモスクへと向かう。グラウンドに残ってサッカーをするのは4~6人ほどになる。
 昔に比べると、グラウンドでサッカーをする子どもたちの数はかなり減っていると思う。今の子どもたちはサッカーよりスマートフォンのゲームやオンラインゲームに熱中しているのだろうか。茜色に輝くグラウンドでサッカーをすることはとても良い思い出になる。今の子どもたちにもぜひ体験してもらいたい。(じゃかるた新聞=センディ・ラマ)
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