首都空港拡張で戦略提携 SWF、第2アンカサ・プラ

 政府系のソブリン・ウェルス・ファンド(SWF)と国営空港管理第2アンカサ・プラは、スカルノハッタ国際空港(バンテン州タンゲラン)で新たに建設する第4ターミナルとカーゴビレッジ(貨物ターミナル)の開発・管理戦略パートナーシップに関する提携に合意した。経済紙インベスター・デイリーが報じた。
 合意を受け、SWFのリダ・ウィラクスマ取締役会会長は11日、「スカルノハッタ国際空港は世界最良のサービスを提供できる。また、全ての可能性を最大限に引き出し、国内の空の物流部門で重要な鍵となる」と話した。
 第2アンカサ・プラのムハンマド・アワルディン社長はまた、カーゴビレッジの建設は90ヘクタールの規模で実施すると説明。既存の貨物ターミナルの3倍の広さになるという。
 これまでの貨物ターミナルでは年間70万トンの貨物を取り扱っていたが、カーゴビレッジの建設で年間取り扱い能力は150万~220万トンに拡大される計画だ。デジタル化を導入することで、取り扱い貨物の迅速処理も実現する。
 ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は2018年6月にスカルノハッタ国際空港を視察。第1滑走路と第3ターミナルに挟まれたチュンカレン・ゴルフクラブ(スワルナゴルフ場)を閉鎖し、20年にその跡地で第4ターミナルの建設に着工するとしていた。ただ、第2アンカサ・プラは20年9月、コロナ禍で空港の設計に遅れが出ており、着工を22年に延期すると発表している。

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