PONで29人感染 大会は予定通り継続
パプア州の新型コロナウイルス合同対策本部は5日、2日に開幕した国民体育大会(PON)の出場選手や大会関係者から新型コロナの感染者が29人確認されたと発表した。対策本部のシルワヌス・スムル報道官によると、感染者の大半が軽症、または無症状という。地元メディアが報じた。
29人の感染者について、スムル報道官は「地方政府が準備した隔離施設や病院で隔離されている」と説明。感染が確認された地域はティミカ県で13件、ジャヤプラ県で7件、ジャヤプラ市で6件、メラウケ市で3件とした。
一方、ザイヌディン・アマリ青年スポーツ相は6日、「(新型コロナの感染者が29人確認されても)保健プロトコル順守のもと、PONは予定通り継続する」と言明。今後、PON運営員会などで大会期間中の新型コロナ感染拡大防止対応策について改めて議論するという。
PONは2020年東京五輪でも実施されていた、新型コロナ感染拡大を防止する「バブル方式」が導入されている。出場選手や関係者の移動は、会場と宿泊施設に限定され、外部との接触が遮断されている。