久しぶりの芸術鑑賞
先月、西ジャワ州バンドンの特産品である竹製の伝統楽器「アンクルン」のコンサート=写真=を鑑賞した。ジョクジャカルタで留学していたころは、観光地のマリオボロ通りや道端でアンクルンを演奏する人たちをよく見かけた。久しぶりにアンクルンの演奏を聴き、改めて良い音色だと感じた。
アンクルンに限らず、クンダン(太鼓)やガンサ(鉄琴)等で奏でるガムランなど、インドネシアには人の心を惹きつける音楽がたくさんあると思う。学生の時は、ガムランのコンサートやアチェの伝統舞踊「タリ・サマン」の公演をよく鑑賞しに行くなど、インドネシアの伝統文化に触れる機会が多かった。ただ、大学を卒業してからは新型コロナウイルスの影響や仕事の関係で予定が合わず、すっかり疎遠になってしまった。
新型コロナの感染者数が減少傾向を示す今日、伝統楽器のコンサートや伝統舞踊などの公演は行われているのだろうか。現在は学生時代に見ることができなかった、皿を両手に持って踊るミナンカバウの伝統舞踊「タリ・ピリン」に興味がある。機会があればスマトラ島に行き、本場の「タリ・ピリン」を鑑賞したい。(じゃかるた新聞=長田陸)
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