護送用ボートが沈没 ヌサカンバンガン島 刑務官ら死亡
法務人権省のトゥバグス・エリク・ファトゥラマン報道官は18日、同省所属の護送用小型ボート「ペンガヨマンIV」が17日午前9時、中部ジャワ州チラチャプにあるウィジャヤプラ埠頭沖で転覆、まもなく沈没したと発表した。この事故で乗船していた7人のうち刑務官を含む2人が死亡、5人が救出された。
発表によると、ボートは同埠頭を出港後、沖合にあるヌサカンバンガン島のソドン埠頭に向けて航行していた。死亡したのは、刑務官と作業員の2人で、「受刑者は乗船していなかった」という。
また、小型ボートは「監獄島」といわれるヌサカンバンガン島の刑務所で進められている工事のため、トラック2台と作業員を乗せていた。
現場海域では事故当時、強風と高波など悪天候に見舞われており、同省は船長から事情を聞いている。埠頭からヌサカンバンガン島まで直線距離で約2・7キロだった。 (センディ・ラマ)