贈り物、日イつなげる 仙台から文房具届く 「震災支援のお礼」 千羽鶴など送った小学校に

 東日本大震災で被災した小学生に励ましのメッセージなどを送ったインドネシアの児童たちへ、日本から文房具が届いた。支援に対する感謝の気持ちとして、仙台市教育委員会が寄付したもので、インドネシアの小学校でレクリエーションのボランティアをする槐島(げじま)はま子さんがこのほど、南ジャカルタ・チプテのアル・ヒクマ・イスラム小学校と西ジャワ州カラワン県のマルガカヤ第2小学校、同州ブカシ県のアル・アズハル小学校に送り届けた。震災を機に国を越えた交流が生まれている。(小塩航大)

 夫の仕事の関係でジャカルタに住んでいる槐島さんは昨年3月、日本に帰国した際、地元の愛知県から被災地の仙台市に足を運び、家の泥かきなどのボランティア活動に従事した。
 その後、インドネシアに戻り、写真などを通じて現地の様子をボランティア先の小学校で伝えると、児童たちの目には涙があふれていたという。
 児童たちから、被災した小学生のために何かしたいとの声が上がり、槐島さんから作り方を習い、千羽鶴を折ることに。昨年7月、槐島さんはその千羽鶴や寄せ書きを持って仙台市を再訪。仙台市教育委員会を通じ、震災で4階建て校舎の2階まで冠水した荒浜小学校に送られた。
 今年6月、槐島さんは荒浜小のほか、震災当時、仙台市教育委員会で震災支援を担当し、槐島さんと面識があった成田忠雄さんが校長を務めている愛子小学校を訪れ、インドネシアの児童たちが作った伝統工芸品や手紙を手渡した。
 日本の小学生たちは槐島さんからインドネシアの様子や児童たちの日本への思いを聞き、とても興味を持ったという。日本への関心の高さや応援の声に感謝の声が上がり、同教委から文房具の提供を受け、お礼をすることになった。

■「いつか会いたい」
 26日に受け渡しが行われたアル・アズハル小学校では、日本からの贈り物に興味津々。槐島さんが、日本の小学生たちからの感謝の気持ちを伝えると、児童らの顔には笑みがこぼれた。6年生のカイラ・ミネルバ・アンジェリアさんは「仙台へ送った贈り物がちゃんと届いてうれしい。いつか仙台の小学生たちと会いたい」と笑顔で語った。
 同校からは、今後も何らかの形で交流していきたいとの要望が上がり、愛子小の成田校長は「贈り物を通じ、インドネシアの文化を子どもたちに紹介することができる。これからも交流を続けたい」と語った。寄贈品は現在、校長室の前に飾られており、小学生たちが鑑賞できるようになっているという。
 槐島さんは「子どもたちが喜んでくれてうれしい。今後も両国の子どもたちが交流できるよう、できる限り協力していきたい」と話した。

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