1500人対象に自主接種  GIIC工業団地 KADIN

 西ジャワ州ブカシ県チカラン・デルタマスの工業団地、グリーンランド国際工業センター(GIIC)で24日、インドネシア商工会議所(KADIN)が実施する新型コロナウイルスワクチンの自主接種が行われた。
 ワクチンを提供する国営製薬大手キミア・ファルマの担当者によると、今回の接種はGIICに入居する企業の従業員1500人が対象で25日まで実施。使用するワクチンは中国医薬集団(シノファーム)製で、外国人も接種対象となった。
 この日、シノファーム製ワクチンを接種したデルタマスを運営するプラデルタ・レスタリの余根田紳次副社長は、じゃかるた新聞の取材に対し、「GIICに入居する企業153社のうち、接種を受けたのは43社。このうち日本人で接種を受けるのは5人だった」とした。邦人駐在員の間では、中国製ワクチンを敬遠する傾向があるという。
 一方、中央チカランに住むデヴィ・アニタさん(27)は接種後、「国内の空路移動ではすでにワクチンの接種証明が必要で、ようやくスマトラに帰省できる。勤め先がKADINの自主接種プログラムに参加したことに感謝している」と話した。(センディ・ラマ、写真も)

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