夢に向かう女の子
緊急活動制限の発出前夜、南ジャカルタ・ブロックMで食事をして帰ろうとした時にコスプレをしている女の子と撮影隊を見かけた=写真。声をかけてみると、新商品の電子タバコのリキッドを宣伝するために撮影をしているという。彼女はその商品のモデルだ。
さらに詳しく話を聞いてみると、彼女はジョクジャカルタにある芸術系の大学に通っている学生で、日本らしい風景を求めて車でジャカルタまでやって来たらしい。また、現在は新型コロナウイルスの影響で中止となっている日本文化の交流イベント「縁日祭」に毎年参加しているという。
「昔は趣味でコスプレをしていたが、今はプロのコスプレイヤーをしている」。彼女は自慢げに話ながら、今まで撮影してきたコスプレの写真を見せてくれた。「将来はコスプレで有名になる」。コロナ禍という逆風の中、夢に向かってコスプレをする女の子に出会った一夜だった。(じゃかるた新聞=長田陸)
× ×
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、本欄では同窓会や同好会、同郷会の皆さまからのイベント開催報告の募集を停止しております。これに代わり、暮らしの中で見つけた新たな発見や、インドネシア生活で感じたこと、思い出などについてのご寄稿を募集します。
原稿は写真1枚付き。文末に氏名かペンネームをご記載ください。掲載時は12文字詰で20~60行程度になるよう、編集させていただきます。
投稿は担当者(メールjalanjalan@jkshimbun.com)まで。ご応募お待ちしています。