「1日130万回」達成 新型コロナワクチン接種
2万人を超える新型コロナウイルスの新規感染者が2日連続で確認され、インドネシアでの感染拡大が止まらない。27日には新たに2万1342人が感染して過去最多を更新した。国内で新型コロナウイルスが猛威を振るう一方、ブディ・グナディ・サディキン保健相は26日、1日約130万回の新型コロナウイルスのワクチン接種をしたと発表した。
ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は15日、7月から国内のワクチン接種を1日あたり100万回を目指すと発表していたが、6月中に目標を前倒し達成した。
CNNインドネシアによると、ブディ氏は27日、「ワクチン接種はパンデミック(世界的大流行)から抜け出すための重要な取り組みの一つだ」と指摘。「ワクチンを用意し、接種を進めるのは政府の(新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための)戦略だ」と強調した。
またジョコウィ大統領は26日、動画投稿サイト「ユーチューブ」の大統領府アカウントで、「8月からは1日あたり200万回のワクチン接種を目標とする」と発表した。
保健省によると、国内における27日時点のワクチン接種人数は、1回目で2711万5763人(前日比108万3632人増)、2回目で1310万9031人(同9万507人増)となった。