封鎖道路を追加 対策強化、首都圏に拡大 警視庁
新型コロナウイルス感染対策として、ジャカルタ特別州で実施されている夜間の道路封鎖について、警視庁は25日、封鎖道路を州外にも拡大し、新たに12カ所を追加封鎖すると発表した。地元メディアが報じた。
ファディル・イムラン警視総監は、追加エリアはジャボデタベック(首都圏)とし、具体的な道路の選定は「状況を見ながら行う」と述べたが、バンテン州タンゲラン市のカリパシール通りでは24日時点で封鎖を先行実施している。実施時間は変更せず、午後9時~翌午前4時を予定している。
現行の夜間の道路封鎖について、ファディル警視総監は「人の移動を制御するのに成功したとみている」と評価した。
一方、封鎖対象エリアでも病院に行くなど緊急の場合や、居住者の一般車両は例外措置として通行を認めている。ジャカルタ特別州では感染者増加で病床数がひっ迫しており、同州政府は感染者の入院は中度以上の症状を発症した患者に限り、軽度や無症状の感染者には自主隔離を呼び掛けている。(三好由華)