検査器具使い回し事件 全取締役を解任 国営企業相
北スマトラ州メダン近郊のクアラナム国際空港で4月、国営製薬大手キミア・ファルマ・ディアグノスティカ(KFD)の職員が、迅速抗原検査の検査器具を使い回していた事件で、エリック・トヒル国営企業相は16日、KFDの全取締役を解任するとした。地元メディアが報じた。
エリック国営企業相は、今回の事件を起こしたKFDに対し、国営企業省の理念にそぐわないと判断し、取締役の解任は「避けられないもの」とした。
また、KFDの親会社となるキミア・ファルマ・アポテックのヌルチャフヨ・ワルジョ・ウィボウォ代表取締役は同日、キミア・ファルマグループの標準業務手順(SOP)や管理規則を遵守するよう「KFDの研究所やクリニックを全面的に改善する」とした。