検査器具を使い回し キミア・ファルマ職員 6人逮捕
北スマトラ州警察は27日、同州メダン近郊のクアラナム国際空港に設置された新型コロナウイルス迅速抗原検査の試験室で、国営製薬大手キミア・ファルマの職員6人を文書偽造の疑いで逮捕した。検査器具を使い回し、架空の結果証明書を発行していた。地元メディアが報じた。
州警は証拠品として数百の使用済み迅速検査器具などを押収した。逮捕された職員のうち1人は、取り調べに対し、「検体採取に使った器具を別の被験者に使うため、洗浄して詰め直していた」と供述している。
事件を受けてキミア・ファルマは28日、職員の行為については「調査中」とし、「今後は迅速抗原検査の監視を強化する」と書面でコメントした。