行動制限5月3日まで延長 新型コロナ対策、5州を追加
政府は19日、同日を期日としていた新型コロナウイルス対策の行動制限を5月3日まで延長、新たに西スマトラとジャンビ、バンカブリトゥン、ランプン、西カリマンタンの5州を対象に加えた。制限内容は現行を維持する。新型コロナウイルス感染症対策・経済回復委員会のアイルランガ・ハルタルト委員長がオンライン会見で発表した。
行動制限は昨年から各州政府が行ってきたが、今年1月から政府が広域での同時実施を主導してきた。1月時点ではジャワ島とバリ島の10州が対象だったが、地方での感染者数の増加を受け追加を繰り返し、25州まで増加した。
一方、アイルランガ氏は今年1~2月時点と比較して、ジャカルタ首都圏などで感染者の増加ペースが鈍化しているとし、「(今回の延長で)さらに状況が改善することを期待する」と述べた。
行動制限ではマスクの着用や飲食店・娯楽施設の営業時間短縮が義務付けられ、違反者には罰金などが科される。制限の詳細は各州政府が決定する。