ラマダン初の金曜礼拝 コロナ禍の影響じわり イスティクラル

 ラマダン(断食月)に入って初めての金曜日を迎えた16日、東南アジア最大級のモスク、イスティクラル(中央ジャカルタ)で、集団礼拝が行われた。
 「イマーム(導師)」もとで行う金曜礼拝は、イスラム教徒にとって重要な義務だが、密集状態は避ける必要がある。出入りには検温や手洗いが求められ、身体的距離を取っての礼拝となった。
 3月に中部ジャワ州から集団就職したエルウィンさん(31)は、ジャカルタで迎えるラマダンは初めて。「コロナ禍で条件付き礼拝だが、連帯感を高めるお祈りができた」と満足げだった。
 一方、モスク周辺はラマダン期間中、断食明けに備えて臨時の飲食物売り場ができるが、揚げ物売りの男性(43)は「入場制限があるから人出も半減している」と頭を抱える。近辺の駐車場も利用客が少なく、料金を通常の2~5倍に設定。警備担当者は「教えに背くが、仕方がない」と肩をすくめた。(長谷川周人、写真も)

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