検査でも断食中断ならず ファトワを発令する方針
イスラム学者会議(MUI)は8日、ラマダン(断食月)の日中に新型コロナウイルスの検査の受けた場合も、「断食を破ったことにならない」とするファトワ(宗教見解)を示した。綿棒を口や鼻の中に入れる行為について疑問視する声があったという。地元メディアが報じた。
MUIは検査は「あくまで検体を取るためのもので、何かを摂取するわけではない」と説明。国内のイスラム教徒に、期間中も政府当局の検査に協力するよう呼びかけた。
MUIは3月、新型コロナのワクチン接種でも断食を破ったことにならないとするファトワを発令していた。