事前に部品供給 高速道の封鎖警戒も 日系企業がスト対策

 3日に行われる大規模ストライキを前に、西ジャワ州ブカシやカラワンの工業団地や入居する日系企業も事前対策を進めている。
 EJIPに工場を構えるインドネシア・エプソン・インダストリー(IEI)社は事前の対策として、部品などの納入を普段より早めているという。また従業員が通勤中にデモなどに巻きこまれてけがをすることのないよう、従業員の安全対策として、通勤バスを平時よりも早く運行する。同社は現在、約1万2千人の従業員を抱えている。
 今年1月に発生した最低賃金問題をめぐるデモでは、デモ隊が周辺の高速道路を封鎖し、周辺地域の流通網がまひした。労働組合連合側は今回はあくまでストライキがメインとしているが、大規模なデモに進展する可能性もある。
 ミトラカラワン工業団地(KIM)に工場を構えるホンダの四輪車製造・販売法人ホンダ・プロスペクト・モーター(HPM)社は「サプライヤーに搬入を早めてもらっており、当日に交通まひが起こっても生産が行える体制を取っている」としている。
 西ジャワ州カラワンのカラワン工業団地は「警察に警備を要請した。入居企業への情報提供も行っている」という。(岡坂泰寛)

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