ワクチン、1千万回分到着 4回目 公務員投与へ
中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)の新型コロナウイルスワクチンの原料、1千万回分が2日、スカルノハッタ国際空港(バンテン州タンゲラン)に到着した。同社からのワクチンの調達は昨年12月6日に始まり、今回で4回目となる。地元メディアが報じた。
保健省のシティ・ナディア・タルミジ報道官はワクチン到着後、同空港内で会見し、「2月末までに医療従事者に対する150万回分の投与を終わらせ、続いて公務員約1740万人への投与を予定している」と発表した。
1月14日から国民への投与が始まっており、これまでに医療従事者約50万人が投与を受けているという。
会見に同席した国営製薬会社ビオ・ファルマのバンバン・ヘリヤント広報担当よると、同社は今後、この日に到着した原料からワクチンを製造して、3月20日から使用できるようにする。また同社は1月11日に到着した1500万回分のワクチン製造も進めており、「(同日分は)2月11日までに終了させる」とした。
ブディ・グナディ・サディキン保健相は1月30日、一般市民へのワクチン投与は4月中旬か下旬となる見通しを示している。