埋葬地5カ所を新設 ジャカルタ
新型コロナウイルス感染者・死者数の急増を受け、ジャカルタ特別州政府は25日、州内5カ所に新型コロナ感染者用の埋葬地を新設すると発表した。アフマド・リザ・パトリア副知事は「危機的な状況であり、土地の確保が難しくなっている」と話した。地元メディアが報じた。
チリンチン(北ジャカルタ)、クンバンガン(西ジャカルタ)、チパユン(東ジャカルタ)、スレンセンサワ(南ジャカルタ)に計5カ所。計3・3ヘクタールで、8800人分の遺体を埋葬できるという。
保健省によると、ジャカルタでの新型コロナウイルス感染による死者は4031人。一方で州政府当局は昨年8月から千人を超える遺体を新型コロナ感染者用の埋葬地に入れてきた。
州政府当局は新型コロナによる死者のほか、「その疑いがある死者の遺体」をこの埋葬地に収容している。当局の統計によると、12月単月で1203人、今年1月1日~23日までで1896人をこの対象として埋葬した。