警視庁 主催者ら捜査へ イスラム勢力「1812行動」で
ジャカルタ特別州などで18日に行われたイスラム団体による抗議活動を巡り、ジャカルタ警視庁は21日、無許可で集会を開き、保健当局による新型コロナウイルスの防疫措置を妨害した疑いがあるとして、主催者の捜査に乗り出した。地元メディアが報じた。
抗議は強硬派団体「イスラム擁護戦線(FPI)」など複数のイスラム団体が主催した。警視庁は団体幹部らを出頭させ、事情聴取するという。
イスラム団体は「1812行動」と称し、中央ジャカルタのイスタナ(大統領宮殿)周辺などに集結、FPI指導者、ハビブ・リジック・シハブ容疑者の逮捕や、警官によるFPI構成員6人の射殺に抗議した。
警察や州政府は新型コロナ対策を理由に集会やデモ行進を認めず、各地で群衆を強制的に解散させた。
また警官らはこの群衆の一部と衝突し、身柄を拘束している。警視庁によると、首都圏で455人を拘束し、うち7人を刃物や薬物所持の容疑で逮捕した。