報復自制呼び掛け リジック氏 武装を否定、「法的な手段で」

 警官が強硬派団体「イスラム擁護戦線(FPI)」の構成員6人を射殺した事件を巡り、FPI指導者のハビブ・リジック・シハブ氏は9日、声明を出し、支持者に対して警察への報復を自制するよう呼び掛けた。警察が発表した構成員による拳銃の発砲を「嘘」と否定、他のイスラム団体と協力して事件の「調査チーム」を立ち上げ、「法的な手段で反撃する」とした。
 死亡した6人はいずれも「ラスカル」と呼ばれるFPIの自警団に所属し、指導者であるハビブ・リジック・シハブ氏の身辺警護を担当していた。警察は拳銃や刀剣で武装していたと発表したが、リジック氏は「重大な嘘」と否定。「襲撃されると予想しておらず、誰も武器は持っていなかった」とした。
 死亡した6人に関しては「正体不明の集団の襲撃から身を挺して守ってくれた」と評価して、「シャヒード(殉教者)」として称えた。「6人の死をこのままにはしない」とする一方、支持者には「全てが明らかにされるまで、忍耐強く待つべきだ」と呼び掛けた。
 一方、警察はラスカル構成員が拳銃を所持し、警官に向け計3回発砲、車両が被弾したと主張している。7日の会見では、押収したという拳銃2丁を公開した。
 6人は7日午前0時半ごろ、西ジャワ州カラワン県のジャカルタ―チカンペック高速道で射殺された。ファディル・イムラン警視総監は、警官がリジック氏の動向を探るため追跡していたところ、武装したラスカルの構成員10人に襲撃されたため、やむを得ず発砲したとしている。
 事件の捜査担当は警視庁刑事捜査局から国家警察に変更された。国家警察は詳しい経緯や逃走したというFPI構成員4人の行方を調べている。(大野航太郎)

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