きょうから5連休 政府は自粛要請

 28日から始まる5連休で、ジャカルタ特別州から地方に向かう交通量が急増すると予想され、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、政府は27日、外出を自粛するよう要請した。地元メディアが報じた。
 ムハンマド生誕祭で祝日となる29日をはさみ、8月の「国家公務員の2020年の休暇」に関する大統領令(2020年17号)は28、30日の両日を有休取得奨励日に指定。これを休んで週末2日を加えると、実質的な5連休となる。
 長期休暇による乗客の増加を見込み、インドネシア国鉄クレタ・アピ・インドネシア(KAI)は、27日から11月1日までの期間中、電車の運行本数を前週比で13%増加させる。休暇中の乗車券の予約は、24日時点で7000件を上回ったという。 
 一方、新型コロナウイルス合同対策本部のウィク・アディサスミト報道官は27日、新規感染者の増加を阻止するため、連休中に不要不急な外出は控えるよう訴えた。
 ウィク報道官はまた、各地の観光地に向けて訪問者が健康プロトコルを守る環境を整えるよう強く求め、各地方政府にはそれを監視するよう呼びかけた。
 ジャカルタ特別州では新型コロナウイルスの累計感染者数が10万人を越えている。 
 こうした状況を受け、中部ジャワ州のガンジャル・プロノウォ知事は、帰省や旅行で州内に密状態が発生することを警戒しており、「できれば帰省を控えて欲しい」と自粛を求めた。
 ボゴール市のイワン・スティアワン副市長は、28日からタマン・ウィサタ・マタハリやプンチャック峠などの市内にある主な観光地を訪れる観光客には、迅速検査を義務づけるとしている。

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