介護人材確保で提携校 ジョクジャに シノケン
シノケングループ(本社・東京都港区)はこのほど、インドネシアの看護学校「SBY」と、介護人材の独占供給を前提とする業務提携契約を締結したと発表した。介護人材確保の戦略の一環で、2校目の提携校となる。
ジョクジャカルタに位置する同校の学生数は約660人で、約130年の伝統を誇る。
学内に日本語研修センターを開設し、約6カ月間のカリキュラムを受講。所定の試験に合格後、特定技能1号の在留資格を活用し、2021年夏をめどにシノケンが保有・運営する日本の介護施設に就労する計画だ。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う日本・インドネシア間の往来が難しい状況だが、オンライン活用で協力体制を構築していく。
シノケンは16年、インドネシアに本格的に進出した。サービスアパートメント「桜テラス」シリーズの自社開発と運営、外資系初の不動産ファンドライセンス取得など、総合不動産会社として事業を拡大している。今回の提携で、介護人材の供給体制を強化し、日本国内の介護人材不足に対応。ライフケア事業の充実も図る。