バイオマスの燃料調達で合弁 ヤシ殻7万㌧出荷へ イーレックス

 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス(本社・東京都中央区)は19日、同社シンガポール法人とパームのプランテーションを有するインドネシア企業のダルマ・エネルギ・インベスタマ(DEI)が、合弁会社を設立したと発表した。イーレックスが運営するバイオマス発電所の燃料として、パームヤシ殻(PKS)の年間7万トン出荷を目指す。
 合弁会社名はダルマ・スンブル・エネルギ(DSE)で、8日、合弁契約に調印した。資本金は100万ドルで、出資比率はイーレックスが33%、DEIが67%。
 DEIはインドネシア証券取引所(IDX)上場企業でパーム油製造を手掛けるダルマ・サトヤ・ヌサンタラ(DSN)の子会社。カリマンタン島に自社プランテーションを保有している。
 イーレックスは日本国内に4カ所のバイオマス発電所を運営し、来年には沖縄県での開業も計画。燃料であるPKSの大部分を、世界最大のパーム油産出国であるインドネシアをはじめとした、東南アジア諸国連合(ASEAN)から輸入している。
 両社の合弁会社であるDSEは今後、カリマンタン島にヤシ殻の集積拠点を設立し、来年9月からイーレックスにヤシ殻の出荷を開始。DSNのアンドリアント・ウトモ社長によると、年間7万トンを出荷する計画という。

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