コンパス創業者死去 ヤコブ氏、88歳で
地元有力紙コンパスの創業者、ヤコブ・ウタマ氏が9日午後1時5分、北ジャカルタのミトラ・クルアルガ・クラパガディン病院で多臓器不全のため死去した。88歳。中部ジャワ州マゲラン県出身。10日にカリバタ英雄墓地(南ジャカルタ)に埋葬される予定。コンパスが報じた。
ヤコブ氏はカトリック系の雑誌や月刊誌の編集者を務めた後、1965年にコンパス紙を創刊。2000年まで編集主幹を務め、その後コンパス・グラメディアグループの会長に就任した。
日本との国交樹立50周年を迎えた08年にはジャカルタ特別州で「インドネシア日本博覧会」を開催した。日本政府の09年秋の叙勲で、インドネシアにおける対日理解の促進に寄与したとして、旭日中綬章を受けた。