小売りは「2割増」 7月自動車販売 前月比で回復

 インドネシア自動車工業会(ガイキンド)のヨンキー・スギアルト副会長は11日、7月の自動車販売台数(小売りベース)が約3万6千台だったと明らかにした。回復がみられる一方、まだ前年同月の半分に届いていない。地元メディアが報じた。
 前月比で販売台数は2割増で、前年同期比では6割減となった。スギアルト氏は新型コロナウイルス感染拡大による経済停滞で国内の購買力が低下していると説明。販売価格引き下げに関して政府による支援が必要だと話した。
 出荷台数は前月から倍増し約2万5千台だった。1~7月の累計出荷台数は30万台を下回る見込みで、ガイキンドが下方修正した予測の「年60万台」の達成も危ぶまれる。
 ブランド別の販売台数では、ホンダが前月比62%増の4036台、ダイハツが同6%増の5890台だったと発表している。

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