首都移転は継続 野党から批判も 国家開発企画庁
国家開発企画庁のスハルソ・モノアルファ長官は24日、国会審議で、東カリマンタン東部への首都移転計画を継続する方針を示した。国内で新型コロナウイルス感染拡大の影響が深刻化する中、野党・福祉正義党(PKS)の議員などから計画継続に反対する声が出ている。
スハルソ長官は「(首都移転の)基本計画(マスタープラン)の作成を続けている」とした。また移転は多くの雇用を創出し、経済への貢献も大きいと強調した。
PKSは移転計画の発表当初から反対に回っており、「移転よりもコロナ対策を優先して取り組むべきだ」と反発している。
首都移転はジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領が昨年8月に正式表明。ジャカルタから東カリマンタンに首都を移す計画だ。(大野航太郞)