コロナは陰性、妊娠は陽性? 西ジャワ州知事 計画的な妊娠呼びかけ
新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務の人が増えた結果、西ジャワ州チレボンの病院では、妊娠による来院者数が増加。同州のリドワン・カミル州知事がインスタグラム上で、計画的な妊娠を呼び掛け、話題となった。
地元メディアによると、西ジャワ州チレボン市のチャハヤ・ブンダ産婦人科病院では5月、平時と比べて10%多い約1100人の女性が、新たに妊娠が判明したとして来院した。同院の担当者によると、「特に新婚の夫婦や、長らく子宝に恵まれなかった夫婦の間で、妊娠が増加している」という。新型コロナ禍で在宅勤務をする人が増加していることが一因にあるとみている。
これを受けてリドワン知事は2日、自身のインスタグラムに「コロナは陰性、でも妊娠検査は陽性」と題して投稿。市民に対して計画的な妊娠を呼び掛けた。この投稿には4日夜の時点で約13万8千件の「いいね」が寄せられている。
地元メディアによると、新型コロナ禍を背景とする妊娠増加をめぐっては、家族計画庁(BKKBN)が5月19日、「大規模社会的制限(PSBB)」などの影響で外出を控えたり、産婦人科病院が一時閉鎖していることから、避妊具を入手する機会が失われ、来年末までに想定よりも約42万人多い新生児が生まれる可能性があるとしていた。