特別部隊を配置へ ジャカルタ 治安悪化で警察

 ジャカルタ警視庁のスユディ・アリト・ セト刑事捜査局長は21日までに、「大規模社会的制限(PSBB)」が発動されたジャカルタ特別州内における治安悪化を防止するためとして、特殊訓練を受けた特別捜査部隊を配置する方針を明らかにした。地元メディアが伝えた。
 この中でスユディ刑事捜査局長は、PSBBが実施された4月10日以降、特別州内で複数の強盗事件が発生していることを重視。東ジャカルタで発生した強盗事件では、抵抗した犯人を警官が射殺。19日には携帯電話を盗んだ2人組みがバイクで逃走して、警官が発砲するなど、事件の凶悪化が目に付く。
 このため警察当局としては、強行犯に対する対応を強化するだけでなく、日本の機動捜査隊に相当する特殊訓練を受けた部隊を投入。盗難が起きやすいエリアをマッピングするなど、捜査態勢を包括的に強化する。
 経済停滞による失業などで貧困層の暮らしが厳しい状況に追い込まれる中、今週末にはラマダン(断食月)を控えている。来月に向けて治安悪化が懸念されており、警視庁としては監視と取り締まりの強化を徹底していく考えを示している。(久吉桂史)

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