「私が子供たちを守らないと」

 はじめまして。この相談コーナーを担当することになりましたカウンセラーの高﨑美佳です。新型コロナウィルスの感染拡大が深刻化する中で、インドネシアに駐在して職務を果たしておられる駐在員とそのご家族、国際結婚している日本人の皆様に敬意を表します。
 これからこの紙面で、皆さまから寄せられた人間関係に関わるご相談にお答えしていきます。今回は、緊急帰国することになった同伴家族の奥様からのご相談です。
 「私たちが日本へ帰国してしまったら、この家にたった一人で残される主人はどうなるかと思うと不安です。アパートの入場規制でメイドも来れなくなっています。コロナ感染も怖いし、それに、(言いにくそうに)うちの主人は、ご飯が作れないのです」
 愛情深い奥様は、真剣な眼差しで助けを求めています。奥様も、ご主人が今すぐには帰国できないことは分かっています。それでも心が揺らいでいます。
 でも、回答は奥様自身がお持ちでした。ミカモーレの傾聴法で聞くうちに、一通り話し切ると、一旦まぶたを閉じて、再びまぶたを開き、今度はママの目に変わり、「私が子供たちを守らないと」と口にすることができました。奥様は気力を振り絞り、子どもたちを連れて、帰国して行かれました。
 幸せとは、日々の日常の中にあります。自分の手の中に持っています。でも、持っているのに、自分には見えない、気づいていないということがあります。幸せとは、自分の心模様です。
 また、誰もが幸せを願いますが、大切なものほど見えません。愛する人との関係や、自分の能力・才能もそうです。あなたを幸せにする能力・才能は、生まれながらにして持ち合わせているのです。
問題を解決できる能力は、既にあなたが持っています。それを引き出すのが私のカウンセリングです。続きは、次稿のお楽しみに。
 カウンセラー・コミュニケーション専門家 高﨑美佳

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