不気味な〝シャッター通り〟 南ジャカルタ在住 主婦 匿名希望(43)
新年度にむけて周囲でも、人の入れ替わりが増えました。例年なら歓送迎会も賑やかになる時期ですが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大がまさに直撃することに。悩ましい限りです。
実はこの週末、お世話になった方に記念品をお贈りしようと、インドネシアの伝統工芸品が適価でそろうということで、中央ジャカルタのタムリン・シティーまで買い物に行きました。
ところが、予想通りといいますか、モール内はいわゆる〝シャッター通り〟=写真=の雰囲気。週末のお昼時というのに、これだけ人気がないとちょっと不気味なくらいです。
ようやくインドネシア人の従業員を見つけたので、つたないインドネシア語で声をかけてみることに。するとショップの店員ではなく、ビルのメンテナンス会社の人でした。
「いつまで続く? 神のみぞ知る、ですね。メンテ作業は容易になったけど、友だちはみんなカンプン(集落)へ帰ってしまい、明日の暮らしが心配です」と力なく話していました。
夫の仕事も厳しさを増しているようですが、ここは頭を冷やし、冷静な行動を心がけたいものです。