工業団地から総合都市へ マンション2棟を上棟 バサンタ・イノパーク

 不動産開発のシリウス・スルヤ・セントーサ(SSS)と、西ジャワ州ブカシ県チカランのMM2100工業団地を運営するブカシ・ファジャール・インダストリアル・エステート(BeFa)は12日、同工業団地内で分譲マンション2棟の上棟式を開いた。BeFaが進める複合開発地域「バサンタ・イノパーク」の一環で、同社の小尾吉弘社長は「バサンタ・イノパークの開発により、MM2100を工業団地から、『総合都市』へと進化させる」と意気込む。
 バサンタ・イノパークは、今回上棟した2棟を含む分譲マンション10棟と、サービス・アパート2棟、コンドミニアム3棟、オフィスタワー、バンドン工科大学(ITB)などの大学施設が入る研究ビルなど、全17棟からなる。開発総投資額は約20兆ルピアで、総面積は12ヘクタール。今後100ヘクタールまで拡張する計画だ。
 同工業団地の入居企業は近年の人件費高騰に伴い、労働集約型から、高付加価値の製品を生み出す産業にシフトしつつある。バサンタ・イノパークには、入居が決定したITB以外にも、日本を含む海外の大学が複数入居を検討。入居企業との産学連携といった、シナジー(相乗効果)創出に期待が高まる。
 また、同工業団地が位置する西ジャワ州ブカシ県チビトゥンを通り、タンジュンプリオク港(北ジャカルタ)やジャボデタベック(首都圏)、スカルノハッタ国際空港(バンテン州タンゲラン市)をつなぐ第2外環道路(JORR2)が、目下建設中だ。三菱ロジスティクス・インドネシアが2017年に物流センターを開所するなど、物流拠点としても注目されている。
 首都圏と、西ジャワ州カラワンなどの工業地帯の中間に位置する好立地を活かし、産業を誘致。それを基軸に住宅や、ITBをはじめとした高等教育機関を整備することで、衣食住に「学」を加えた「総合都市」を造り上げる。販売担当者は、今回上棟した分譲マンション「アオキ・タワー」と「ボタン・タワー」は、すでに84%が売約済みという。
 同工業団地は1990年に事業を開始し、ことし9月で30周年を迎える。土地区画240ヘクタールから始まり、現在は1600ヘクタールまで拡張した。小尾社長はMM2100の名前にちなみ、「夢は2100ヘクタールまで街を大きくすること」と笑った。(高地伸幸、写真も)

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