本田圭にラブコール 攻撃面期待 プルシジャ
ジャカルタ特別州のサッカークラブ、プルシジャ・ジャカルタのフェリー・パウルス会長は14日、元サッカー日本代表の本田圭佑さん(33)に、同クラブへの加入を打診していることを明らかにした。地元メディアが報じた。日本が世界に誇るサッカー選手が、ジャカルタでプレーする日はやってくるのか——。注目が集まる。
本紙の取材に対し、同クラブの広報担当者は20日、本田さんとの入団交渉について「現時点で特に進展はなく、話せることは何もない」としつつ、「(チーム加入が)実現すれば、チームの攻撃面の補強につながる」と期待をにじませた。年俸などプルシジャ側が本田さんに提示した条件は公開していない。
同クラブが所属する国内1部リーグ「リーガ1」では、1チームあたり4人の外国人選手枠を設けている。同担当者によると、同クラブは2017年から採用しているマルコ・シミック選手(31=クロアチア出身)と、ロヒト・チャンド選手(27=ネパール出身)の契約を更新した。
残る2枠のうち1人は、10年から15年までイタリアのプロサッカーチーム、ユベントスでプレーしたマルコ・モッタさん(33=イタリア)との契約交渉が「大詰めの段階」に入っているという。
プルシジャ・ジャカルタは90年周年の節目となった2018年、リーガ1で初優勝を果たしたものの、翌19年は大きく低迷し、18チーム中10位に終わっていた。
本田さんは日本代表として、14年と18年のワールドカップ(W杯)に出場した。
また16年に来イし、南ジャカルタで日本とインドネシアの小学生150人を対象としたサッカー教室を開催=写真=している。(高地伸幸)