日本料理は第4位 イ、中華、米国に次ぎ 首都のレストラン数

 ジャカルタ特別州観光文化局はこのほど、じゃかるた新聞の取材に対し、飲食店数や業態種別についてまとめた先月までの最新データを明らかにした。レストランを展開する店舗の総数は二千七百三十八店で、日本料理は、インドネシア料理(四百八十二店)、中華料理(三百七十七店)、米国料理(三百二十五店)に次いで、四位(三百一店)となり、全体の一割超を占めた。同局宿泊施設・レストラン部のウカール・サプトラ部長は「健康志向の高まりとともに、日本食に対する関心も高い」と評価。上位四種のうち、日本料理は二〇一一年末からの五カ月弱で伸び率四・一五%と最も高く、二〇一二年上期は増加傾向が続きそうだ。

 五位はイタリア料理で百六十二店。以下、タイ料理(六十五店)、韓国料理(五十店)、フランス料理(二十五店)、中東料理(二十四店)と続いた。ファストフードは三百七店、その他の料理は、七百四十店だった。
 ウカール部長は「インターネットの普及により、消費者が他国の食文化を容易に知ることが可能になった」と指摘。「ジャカルタにおける今後の流行の傾向は、世界的な食の流行と密接に関連していく」と予測した。フュージョン料理や無国籍料理を展開する事業者も年々増加していると明らかにした。

■総数は9.93%増
 二〇一一年末のデータによると、レストランとフードコート、アルコール飲料を提供するバーを経営する事業者の総数は前年比九・九三%増の三千四百九十七店。
 ウカール部長は、郊外から通勤する労働者が急増していることを強調した上で、「住居外で過ごす時間の比率が高まり、生活スタイルの変化が外食産業の需要を高めている」と分析。「所得向上が進む国民の消費力向上も、飲食業者の増加に寄与している」と語った。
 業態別ではレストランが最も多く、二千七百三十八店で前年比九・〇六%増。フードコートは五十五店で同〇・九八%増、バーは七百四店で同九・一七%増だった。
 全店舗を所在地別に見た場合、南ジャカルタが千三百三十一店で全体の約三八%を占めトップ。中央ジャカルタが九百九店(二五%)、北ジャカルタが五百七十五店(一六%)、西ジャカルタが五百四店(一四%)と続き、東ジャカルタが百七十八店(五%)と最も少なかった。増加率も南ジャカルタが九・六六%と最も高かった。

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