桐島正也さん死去 「神鷲商人」モデル

 深田祐介さんの小説「神鷲(ガルーダ)商人」のモデルとして知られる実業家、桐島正也さんが23日午後5時ごろ、南ジャカルタ・ポンドックインダ病院で死去した。87歳。

 桐島さんは肺を病み、10月23日から同病院に入院していた。11月23日に死去、26日にカラワンのサンディエゴヒルズ・メモリアルパークに埋葬された。
 初七日に当たる29日午後6時から、ダルマワンサ・ホテルの日本食レストラン「石亭」で、偲ぶ会が開かれる。
 桐島さんは1950年代後半から、東日貿易の社員として、インドネシアの戦後賠償ビジネスに関与した。日本を訪問したスカルノ初代大統領にデヴィ夫人(当時・根本七保子さん)を紹介したことで知られる。
 60年に来イし、サリナ・デパートや独立記念塔(モナス)の建設などに携わった。
 東日貿易から独立後は、ムルデカ新聞の営業・広告の仕事を続ける傍ら、ホンダや三菱自動車のインドネシア進出を支えた。ジャカルタで初めての鉄板焼きとしゃぶしゃぶのレストランをホテルに出して成功を収めた。
 次々に、幅広いビジネス展開を行い、ゴルフ場や日本語の通じる病院「Jクリニック」なども経営していた。(坂田恵愛、8面に関連)

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