遺産と自然を満喫 住民らと交流も 世界遺産ウオーク

 ジョクジャカルタ特別州で16、17両日、行われたジョクジャカルタ世界遺産ウオーク。参加者らは豊かな自然や地元住民との交流を楽しんだ。
 住宅街では住民らが国旗を持ち、参加者に声援を送った。参加者はお礼に、持参したおかしやピンバッジなどを渡したり、一緒に写真を撮ったりするなど、積極的に住民とふれあった。田園地帯では、農作業を行う様子を立ち止まって見学したり、作業を行う住民に話しかけたりする参加者も見られた。
 徐々に日差しが強くなり気温が上昇する中、運営ボランティアの学生らは、水分補給を勧めたり、休憩エリアで果物を配ったりと参加者をもてなした。ゴールでは、各国の国旗を振って出迎え、参加者は笑顔でゴールした。
 運営ボランティアとして参加した大学生のデスティンさん(21)は、「大学で学んでいる日本語を実際に使いたくて、ボランティアに参加した。日本人のほか、色々な国の人に出会えて楽しかった」と笑顔で話した。
 ジャカルタ歩く会の吉田稔さん(75)は1日目を終え、「例年雨が降るが今日は雨が降らず、とにかく暑かった。20キロを無事完歩できてうれしい」と振り返った。 
 大会の企画や運営に携わる、ロイヤル・シルク財団の黒田正人さんによると、同大会はリピーターが多いため、毎年少しずつコースを変えることで、何度でも楽しんでもらえるよう工夫しているという。
 1991年にプランバナン遺跡群が世界遺産に登録されたことで、周辺の整備が進んだ。以前から同地域に住んでいた村人らは、伝統的な手工芸品や食べ物を自由に売ることが難しくなったという。村の中を通るコースを設定することで、村人らに自分たちの技術を売り出す機会を与える。参加者にも、「その村の伝統技術や踊りは、実際に現地で見て、体験してほしい」と望んでいる。
 同大会は2008年に、日イ国交樹立50周年を記念して初開催され、12年には国際大会に認定された。今後は、東南アジア諸国連合(ASEAN)でも、同様の大会を開催したいと考えている。これまで日本がASEAN諸国を支援するという形が一般的だったが、今後はインドネシアが同国開催で培った経験を生かし、他国開催を主導していくことを期待している。(小山倫、写真も)

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