産業、インフラで期待  首都圏の邦人 プラボウォ入閣に不安も

 23日に発表された、第2期ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)政権の閣僚など38人。その顔ぶれは、日本人社会にどう受け取られたのか。首都圏で働く邦人の声を聞いた。
 MM2100工業団地(西ジャワ州ブカシ県チカラン)を開発・運営するブカシ・ファジャール・インダストリアル・エステート(BeFa)の小尾吉弘社長は、第1期で工業相を勤めたアイルランガ・ハルタルト氏の経済調整相就任に注目。「引き続き産業界を見てくれるのがうれしい」と話した。「アグス・グミワン工業相とタッグを組んで、日系企業を取り巻く環境をより良くしてほしい」と期待する。
 道路建設機械製造のサカイ・インドネシアの馬場洋社長は、バスキ・ハディムルヨノ公共事業・国民住宅相の留任について、「建機業界に携わる身として大変心強い。第1期政権から引き続き、インフラ開発を推し進めてくれると信じている」と話した。
 大手財閥シナールマスの顧問で、全日系中小企業連合会(SMEJ)の会長を務める小林一則さんは、「日イ協力をさらにスピードアップさせていけるよう、第2期政権に期待したい」と語った。
 一方、大統領選で野党候補だったプラボウォ・スビアント氏の国防相就任や、最大野党グリンドラも取り込む大連立政権に違和感を感じる人もいる。
 プラボウォ氏の関与が指摘される1998年5月暴動を、ジャカルタ特別州で経験した日本人コンサルタントは、「ジョコウィが本当に、彼をコントロールできるのか」と不安を口にした。
 ジャカルタに10年以上在住する、重機用アタッチメント販売ガジラ・インターナショナルの篠原央典社長は、第1期と比較し「庶民派リーダーではなくなった印象」と話す。
 中央ジャカルタのショッピングモール、シティーウォーク・スディルマンで買い物をしていた、メーカー勤務の壮年の男性は、パプア問題や、汚職撲滅委員会の権限を縮小する法改正に関するデモへの政権の対応を疑問視。
 「力で抑えつけるのではなく、国民が納得する政策で国をまとめていってほしい」と話した。(高地伸幸、小山倫、大野航太郎)

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