広場埋めるメラプティ ジョコウィ支持者 モナス前
ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領の2期目の就任式が行われた20日、中央ジャカルタのモナス前広場ではステージが設けられ、メラプティ(国旗)を持った、赤いTシャツのジョコウィ支持者が埋め尽くした。バンドが演奏、ダンドゥット歌手が登場し、熱気に包まれた。
オンライン配車大手ゴジェック運転手のユヌスさん(50)は、大量高速鉄道(MRT)開通や、高速道路開発を引き合いに出しながら「仕事ができて、謙虚な人」と、ジョコウィ氏を支持する理由を説明。会場でジョコウィ氏の写真が印刷されたバッジを販売していた露天商のヌルさん(49)は、「庶民のことを優先して考えてくれる人」と話した。
ソロ市長時代からジョコウィ氏を支持している弁護士のタウファンさん(49)は「ついに第2期就任も実現した。彼は止まることを知らない」と興奮気味に話した。「人材開発」に注力するとするジョコウィ大統領の第2期の構想を支持すると語り、「次の5年で、インドネシアはもっと良くなる」と笑顔を見せた。
また17日に発行した法改正により、大幅に権限が縮小された汚職撲滅委員会(KPK)ついては「クリーンで、汚職撲滅に貢献してきた」と評価する一方、「通信傍受など強大過ぎる権力を持っていた。強すぎる権力は、いつか暴走して問題を起こす。(法改正は)権力のバランスを取るため必要だ」と話した。(高地伸幸、写真も)