難民100人支援再開訴え UNHCR前

 第3国での定住を求め、西ジャカルタ区カリデレスの一時避難所で生活していた各国の難民に、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が支援を停止した問題で、難民ら約100人が10日、中央ジャカルタの同事務所前で支援の再開を求めるデモを行った。これに対し、同事務所側は代表者同士の対話を提案。難民側も承諾し今後、日程を調整する。難民たちは今後、路上生活を送る方針だ。
 一時避難所はジャカルタ特別州政府が7月11日に開所し、約1400人が入居。8月から同事務所が支援を引き継ぎ、食事や飲料水、電力の供給を行った。だが同事務所は9月初旬、閉鎖を決定。退去する難民に一人100万ルピアを与えたが、一部が退去を拒否し慈善団体などの支援で生活していた。またこの際、退去した一部は同事務所前で路上生活を行っていた。
 デモに参加したアフガニスタン出身のジャウェッドさん(16)は、「いきなり避難所の支援を打ち切られても、ほかに行くあてがない」と発言。インドネシアに来て約1年だが、今後非政府機関(NGO)などの支援のめどもなく、同事務所が新しい避難所を用意するまで、他の難民と路上生活を送るという。
 だが、路上生活の難民について、同事務所側は「インドネシア法に反しており、ただちに退去するよう呼び掛けている」と発言。同事務所は9月、事務所前で路上生活を送る難民に一人一人に、「退去しない場合は第三国定住に必要な手続きを延期する」とした警告文を出していた。
 国際移住機関(IOM)によると、オーストラリアなどでの定住を求めインドネシアに滞在する難民は約1万4千人。うちIOMが生活費や住居の支援を行うのは約8300人で、それ以外は慈善団体などに頼るのが現状だ。支援が全くない難民も相当数に上るとされ、路上での生活を余儀なくされている。(高地伸幸、写真も)

社会 の最新記事

関連記事

本日の紙面

イベントカレンダー

JJC
採用情報

人気連載

ぷらんぷらんNEW

イ日写真展10年の軌跡NEW

有料版PDFNEW

日本から帰って

HALO-HALOフィリピン

別刷り特集

アジア大会

忘れ得ぬ人々

スナン・スナン

お知らせ

企業進出/新規投資

日イ国交樹立60周年

JJC理事会

修郎先生の事件簿

ビジネスマンの護身術

これで納得税務相談

企業戦略最前線

不思議インドネシア

おすすめ観光情報

為替経済Weekly