日イ 準備調査条件で合意 実現に向け前進  ジャワ北幹線鉄道高速化

 日本が調査に参加してきたジャカルタ〜スラバヤ(東ジャワ州)間を結ぶジャワ島北幹線鉄道の高速化事業について日イ両政府は24日、事業本格化に向けた事前の準備調査の前提条件、建設方式で合意、署名した。2017年の事業可能性調査(FS)開始から2年以上を経て、実現に向けて着実に前進したといえそうだ。
 条件では非電化、ディーゼル運転で時速160キロ、ジャカルタ・スラバヤ間の目標移動時間は現状の半分程度の5時間半程度と決まった。線路幅(狭軌)は日本のJR在来線と同じ1067ミリを採用する。
 工期は二つに分け、ジャカルタ・スマラン(中部ジャワ州)間をフェーズ1、スマラン・スラバヤ間をフェーズ2とする。
 調査は6月から始まっており、今後1〜1年半かけて進められる。その上で事業計画や総事業費、円借款を導入するか否かなど資金調達のスキームが決められる。総事業費はインドネシア側は約60兆ルピアを想定しているが、調整が必要だ。債務増を嫌うインドネシアは、民間資金活用の官民連携(PPP)手法を取り入れたい方針という。
 事業については17年1月の安倍晋三首相来イの際、インドネシア側が日本側からの提案を期待する考えを示していた。(平野慧)

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