大規模停電 全面復旧 8390億ルピア相当を補償 国営電力PLN 

 首都圏を含むジャワ島西部広域で4日午前から発生した停電で、国営電力PLNは、5日午後10時40分ごろまでに西ジャワ州とバンテン州の電力が全面復旧し、すべての地域が正常に戻ったと6日発表した。PLNは停電の影響を受けた顧客約2190万人に電気料金の補償を行うとし、額は8390億ルピア相当になるとの見通しを示した。

 PLNのスリペニ・インテン・チャハヤニ社長代行は6日午前、5日午後5時50分にジャカルタ、同10時ごろにバンテン州、同10時40分ごろに西ジャワ州で電力が完全に復旧したと発表。同日朝の段階で稼働している発電所は15カ所になった。同社長代行は「すべてのシステムは正常になり、われわれはこの安定したシステムを維持し続ける」と述べた。
 大規模停電発生後、4日夕には段階的に送電を再開したが、5日にも一部地域で停電が続いたり、数時間単位で計画停電を実施したりしていた。特にバンテン州、西ジャワ州ブカシやボゴール、バンドンの一部地域では停電が長く続いた。
 西ジャワ州ブカシ県チカランのMM2100工業団地に工場を構える、ある日系企業は6日午前0時まで自家発電で稼働していたが、電力復旧を受けて、同日午前6時半からPLNに切り替えた。
 同社では4日の停電発生直後からPLNに問い合わせをしていたが、連絡がついたのは6日の午前中だったという。同社の社長は「起きてしまったものは仕方がないので、せめてPLNにはタイムリーに情報を公開してほしい」と話した。 
 PLNは、停電で影響を受けた顧客は2190万人になるとし、補償として今月分の電気料金を割引するとした。政府補助金が付かない電気料金に関しては35%、補助金付きは20%の割引を実施する。補償額は8390億ルピア相当になるという。
 国会第7委員会(エネルギーなど担当)は6日、PLNの関係閣僚らを招致し、停電発生に関する報告を聴聞した。約1時間ほど話をした後、同委員会は「システムに問題が生じたと説明があった」とだけ話し、再発防止のため今後も詳しい原因の調査を随時報告することで合意したと述べた。
 PLNのスリペニ社長代行は、まず何に問題があったのか、詳しい原因について調査するとした。「ジャワ島とバリ島の電気システムは非常に複雑で、大規模停電の原因は一つだけではない。調査には時間がかかる」と話し、今後は専門家も加えて詳しい調べを進めるとした。PLN内部の管理体制などに関する調査は、国営企業省の管轄で協議されるだろうとした。(上村夏美、高地伸幸)

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