1000人が心一つに 伝統の応援、組み体操 第50回JJS体育祭

 バンテン州南タンゲラン市のジャカルタ日本人学校(JJS)は27日、第50回体育祭を開催した。今回のテーマは「一色閃光~色は五色 心は一色~」。小中学部の児童・生徒約千人が赤、青、黄、緑、白の5組に分かれ、伝統の応援合戦や練習を重ねた組み体操、白熱したリレーを繰り広げた。

 総合優勝は赤組、応援大賞と看板大賞は黄組、徒競走とリレーの得点で競う韋駄天(いだてん)大賞には青組が輝いた。
 組み体操では、日本の教育現場と同様、安全性が重視され、ことしは「高さではなく横の広がり」(米村博司校長)を意識した構成になった。大人数による演技の迫力は健在で、客席から大きな歓声が上がった。
 応援合戦では、全組で体育祭の歌「南十字に誓う」を合唱。同校50周年記念キャラクターの「コモド先生」と「コモドぶし」が登場し、子どもたちにエールを送った。上級生、下級生ともに精一杯、力強く声を張り上げた。
 看板大賞を獲得した黄組で、製作の中心となった中学部3年の前田美侑さんは「みんなの仲が良かったからとれた。迫力が出るよう、影をつけるのを頑張った」と喜びを語った。
 リレーでは抜きつ抜かれつの熱戦が繰り広げられ、保護者からは大きな応援が送られた。韋駄天(いだてん)大賞を手にした青組の子どもたちの笑顔がはじけた。
 閉会式では、生徒会長の佐久間海樹さんが用務員や英語教師にも感謝を伝えるため、インドネシア語と英語を交えてスピーチ。約6年前から用務員を務めるアグス・スシロさん(31)は「初めてのことで、とてもうれしい」と笑顔を見せた。
 米村校長は「1人1人が閃光のように輝いて見えた」とねぎらい、10月の開校50周年記念行事にも引き続き団結して取り組むよう呼び掛けた。(大野航太郎)

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