高性能カメラさらに導入 タムリン・スディルマン スマホ運転も摘発
警視庁交通局は1日から、ジャカルタの目抜き通りといわれるタムリン、スディルマン両通り沿いの10カ所に新たに監視用の高性能カメラを導入し、交通取り締まりを開始した。地元メディアが報じた。
10カ所は、南ジャカルタ区スナヤンロータリー歩道橋、スマンギ交差点など。スピード違反や一時停止違反などのほか、スマホ運転やシートベルト着用の有無など、細かいところまでカメラで監視する。また、ナンバーは無論のこと、運転手の顔も認識できるほか、車の種類も自動的に割り出すという。
同システムは「エレクトロニック・トラフィック・ロー・エンフォースメント(ETLE)」といい、警視庁交通管理センター(TMC)で映像を24時間監視する。
2018年11月以降、中央ジャカルタ区のサリナデパート前交差点などで導入されており、スピード、車両進入規制の奇数偶数制度などの違反者ナンバーを割り出すなどしてきた。
違反をすると3日以内に手紙が届き、14日以内に反則金を支払わない場合は、車両登録証(STNK)が停止させられる。
交通局によると、同システムは口コミで広がっており、違反者数は減っているという。
今後、さらにカメラ数を増やしていきたい計画で、州政府などと協力するとしている。(上村夏美、写真も)