乗客にキャンセル料 グラブ バイクは1000、車は3000ルピア 

 配車アプリ大手のグラブは、オーダーをキャンセルした乗客に対し、課金する制度を17日、ランプン州バンダルランプン市と南スマトラ州パレンバン市で試験導入した。7月末まで実施し、制度の地域拡大を検討する。

 グラブによると、キャンセル料は、オーダーから5分以内は無料、5分以降は二輪配車は千ルピア、四輪配車は3千ルピアとなる。グラブが提携する電子マネーの「オフォ(OVO)」の利用者は、自動的にキャンセル料が引かれ、現金利用者は次回のオーダーの運賃に上乗せされる。運転手が到着予定時刻を5分以上過ぎても迎えに来ない場合は、キャンセル料は発生しない。キャンセル料は、運転手の報酬になる。
 グラブ・インドネシアのリズキ・クラマディブラタ代表は地元メディアに「運転手が送迎場所に到着し、突然キャンセルされたら、気分が悪いだけでなく、コストもかかっている。不公平なキャンセルの発生を防ぎたい」と説明した。
 グラブの運転手歴4年のアブリザル・リザルさん(42)は、1日約20件のオーダーを受け、1~4回のキャンセルがある。「キャンセルの理由はわからないけれど、ピックアップの場所に着いても、乗客がいないことがある。ゴジェックとか、ほかの交通手段を使っているのでは」と話す。新しい課金システムを評価する一方で、「千ルピアは少額」と受け止めた。
 グラブ利用者の会社員デルタさん(26)は「新しい課金制度は、乗客と運転手の双方にとっていい制度」と歓迎していた。
 グラブはシンガポールやマレーシアなどではすでにキャンセル料を徴収している。(木許はるみ、写真も)

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