バンドンから13路線移動 住み分けで活性化へ クルタジャティ西ジャワ空港

 西ジャワ州バンドン市のフセイン・サストラヌガラ空港発着の国内線13路線が来月以降、同州マジャレンカ県クルタジャティの西ジャワ国際空港(BIJB)へ順次移動する。西ジャワ空港は昨年の開業から1年経ったが、アクセス未整備などが原因で閑散としており、運輸省はバンドン空港を国際線に絞り住み分けを進めることで新空港活性化を図りたい考えだ。

 移動対象となるのは国内線のジェット機で、国営ガルーダ・インドネシア、シティリンク、ライオンエア、バティックエア、エアアジアなどの便。
 スラバヤやジョクジャカルタ、バタム(リアウ諸島州)、ロンボク(西ヌサトゥンガラ州)、バリ、マカッサル(南スラウェシ州)、クアラナム(北スマトラ州メダン)、バンジャルマシン(南カリマンタン州)、ポンティアナック(西カリマンタン州)、プカンバル(リアウ州)、パダン(西スマトラ州)などを結ぶ路線となる見込み。
 バンドン空港は今後、国際線と国内線のプロペラ機のみ計64発着便となる。
 空港を視察したブディ・カルヤ・スマディ運輸相は18日、「バンドンとマジャレンカが相互補完できるよう整備を進めてほしい」と述べ、周辺地域を結ぶアクセス改善が急務との認識を示した。
 現在、バンドンと空港を結ぶチスムダウ高速道路(60キロ)は建設中。レバラン(断食月明け大祭)帰省で5キロほど供用を開始したが、全区間開通は来年に持ち越されそうだ。バンドンからの足は国内線各社が移動した後、バス運営公社のダムリがシャトルバスを運行する予定。

■定期便は1本のみ
 同空港は昨年5月に開業したが、18年の利用客は3万5千人のみ。ガルーダやシティリンク、ライオンエア、ウィングスが乗り入れたが、空港を運営するBIJBによると、現在も運航しているのはシティリンクのスラバヤ便1日1往復のみで、搭乗率は30%を下回る。閑散とした空港内で閉店する店舗も続出。空港運営費だけでも1カ月60億ルピアを超えるという。
 これまでにユスフ・カラ副大統領が調査不足や立地の悪さを指摘。西ジャワ州政府や同州商工会議所(カディン)主導で空港建設計画が本格化した2005年当時、建設地の中央政府案でカラワン県も浮上したが、州内の後進地開発を進めたい州政府が最終的にマジャレンカ県を選んだ経緯がある。
 高速や鉄道などのアクセス改善に時間がかかるとみたBIJBは、空港周辺の巡礼者の需要取り込みを計画。来月にはメッカ巡礼ツアーの出発を目指していたが、準備不足を理由に見送られた。今後は巡礼者宿泊施設を建設するなど受け入れ態勢を整え、小巡礼(ウムロ)などの利用も見込む。(蓜島克彦)

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