一般市民の試乗開始  LRTジャカルタ 初日は5000人

 ジャカルタ初となる軽量高架鉄道(LRT)の運営会社LRTジャカルタは11日、一般市民を対象にした試乗会を開始した。初日に設けた5千人の枠は埋まり、学生や家族連れなど多くの人でにぎわった。昨年のアジア大会に合わせた開業予定は大幅に遅れているが、駅とバス停留所を結ぶ橋を建設するなど、州政府側は周辺整備を終えてから開通させる考えだ。
 州営建設ジャカルタ・プロペルティンド(ジャックプロ)の子会社、LRTジャカルタのアラン・タンディオノ社長によると、開業日については現在、州政府の決定を待っている段階で、まだ決まっていない。試乗会は開業直前まで続けたいとしている。
 時間は午前5時半~午後11時。電車は2両編成、10分間隔で運行する。13日までは1日最大5千人までとし、その後の人数は様子を見て決定する。
 事前に、専用ウェブサイト(www.lrtjakarta.co.id/)での予約が必要。名前▽携帯番号▽メールアドレス▽乗車希望日▽居住地――を登録し、メールアドレスに送られてくる電子チケットを駅で提示する。開業まで多くの市民に慣れ親しんでもらいたい考えだ。
 車両基地駅の建設が完了していないため、利用できるのは全6駅中5駅。アラン社長は「7月までに工事を終わらせたい」と話す。運賃は3月末、一律5千ルピアに定められたが、LRT専用の乗車カード本体の価格はまだ未定だ。
 距離は、北ジャカルタ区クラパガディンのプガンサン・ドゥア車両基地駅から、東ジャカルタ区ラワマングンの自転車競技場、フェロドローム駅までの全5・8キロ。
 11日、試乗に訪れた大学生のディニア・ユリアニさん(20)と、ファッションデザイナーのアルフィアニ・ファニファさん(23)は「短い距離だけど、開業後もクラパガディン・モールに行く際には使うと思う。(路線が通る)ここの道は、いつも混雑していて、渋滞がひどければ1時間かかることもあるから」と話した。
 利用者を呼び込むため、駅への接続に力を入れている。首都圏専用バス「トランスジャカルタ(TJ)」側と協力し、LRT北ブールバール駅まではミニバスで、南端フェロドローム駅からはバスで中心部までつながるようにしている。フェロドローム駅とバス停留所を結ぶスカイブリッジは今月中の完成を目指す。3月には、LRT駅につながるミニバス利用者などを対象に試乗会を行っていた。
 LRTジャカルタは、2016年6月に着工。当初は18年8月開幕のアジア大会で使用される競技場への輸送手段として開業を目指していたが、建設が間に合わず断念した。以降、これまでに何度か予定した開業時期を延期している。
 フェロドローム駅からさらに、中心部へとつながるフェーズ2の建設は、年内に開始予定としている。(上村夏美、写真も)

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